u12

◆2005夏合宿を終えて

2005-09-08
①移動中の事故
28日にふれパーからプラムイン城陽に自転車で500m移動する際に5年生の選手1名が歩道の車止めに当たりケガをしました。幸い大怪我にはなりませんでしたが、歩行者の方が救急車を呼んでくださり、病院で手当を受けました。
安全にクラブ活動することを今一度、指導者・保護者・選手自身で考えなければなりません。クラブが移動は全て保護者に任せて現地集合とすることは簡単だと思いますが、FC solceu本来の主旨を守っていきたいので、今までどおりの方針で活動したいと思います。それには常に“安全”を意識した指導をクラブ側から保護者側から実施していく必要があります。忘れたころに災害がやってくるのと同じで、“常に”安全指導をしていかなければなりません。特にご家庭レベルで個人に任せるかどうかの見極めをよろしくお願いします。(お子さんに無理がある場合は指導者にお知らせください。)

事故にあった選手は合宿を楽しみにしていたので、とてもかわいそうです。事故にあってしまったことは全くせめる気持ちはありませんが、選手たちに考えてほしいことがあります。コーチや保護者の人が何回も注意することがあると思います。例えば自転車の移動だけをとっても、次のような項目があります。
1スピードを出して走らない。
2並ばずに1列で走る。
3運転しやすい装備にしてから自転車に乗る。
4運転中ふざけない。
などなど・・・
このような約束は君たちが“安全”にクラブに行って“安全”に家に帰ってくるために必要な条件なのです。
もし、どれかを守らなかったときに、“命”を無くしてしまうかもしれません。
コーチや保護者の方は、君たちの成長を望んで、君たちの自主的な活動を見守っています。
心配をかけないように約束は絶対に守ってください。
コーチたちも君たちが安全に活動できるようにもっと気を配って活動します。

②たくましさ
FC solceuの合宿では保護者が宿舎に入ることを基本的にお断りしています。
今回も小学校2年生から6年生の子どもたちだけで3日間生活をしました。洗濯は上級生が中心となりしっかりとやりました。コーチは消灯後の選手の確認以外は部屋を出ません。選手がコーチに相談があればコーチの部屋に来ます。そういうところにもFC solceuは子どもたちのたくましさを感じています。サッカーの技術も大切ですが、生活をこなしていく技術も大切です。(就寝後の見回りはコーチが確認しています。)

③生活の中で心身を強くしてほしいお願い
途中でリタイヤするお子さんもおられます。次にがんばれば何の問題もないのですが、ここでお願いがあります。
生活の中でお子さんを強くしてほしいのです。“寝る”“食べる”“出す(排泄物)”を規則正しくしてほしいのです。しっかり寝る習慣、しっかり食べる習慣、しっかり出す習慣をご家庭で指導していただくだけでお子さんは強くなります。外で太陽の下で思いっきり遊ぶこともとても大切です。個人差はありますが、夜更かし癖のある子や食事を食べない子は夏場の練習についてきにくい場合があります。もし、合宿が1週間あればもっとリタイヤするお子さんが増えるでしょう。合宿に参加されるときに「無理したらあかんで。」とよく言われますが、“無理をしても大丈夫な強い体”を1年間の日常の生活で養ってください。人間を鍛えることに特別に何かをする必要はありません。しっかり生活しようとすれば、“規律”や“我慢”が発生します。それだけも“心身”は鍛えられます。一番ネックになるのは、大人が子ども中心(育成)の生活スタイルに合わせられるかということだと思います。

④食事中のマナー
今後食事のマナーのビデオを見て勉強会をしますが、“しっかり食べる習慣”の大切な技術をご家庭で習得させていただくと、お子さんのためには非常に有益であると思います。
1おはしの持ち方(半分くらいのお子さんしか、できていません)

おはしの持ち方を知らないお子さんが増えています。これは将来、おはしの持ち方を教えられない大人を作ることになります。

2茶わんを持って食べれる等の食べ方(左手をイスにおいているお子さんが多いです)
3好き嫌いを無くす(嫌いでも食べる意欲・なぜ食べることが必要かの理解)
4食べ残しをしない(たくさん食べれる)
5楽しく食べるマナー(さわぐと自分たちだけ楽しいので×)

大騒ぎして食べること、宿舎で大騒ぎすることに対して“楽しすぎるから”と、保護者の方が言い訳される場合がありますが、家から一歩でたら“他人の家”なので、大騒ぎはマナー違反です。逆の意味で、実際に今回、他の団体が夜間に騒いでFC solceuの子どもたちが寝れなかったということがありました。

⑤基本技術の反復練習
今回の合宿での多くの時間を基本練習についやせたことは大いに意味がありました。子どもたちの将来を輝かせる大切な技術です。今後も基本技術を大切に活動していきます。

⑥5年生(6期生)のがんばり
どの学年もがんばっていましたが、3日目の5年生のがんばりはFC solceuの6年間で一番すごいものでした。代表者として、非常に興味を持って見ていました。5年生が燃えていた原因は前日のFC solceu公式戦(6年生vs5年生)で0-3で負けた6年生に4年生Aに20分で0-4以上で勝利、次に6年生プリンスに0-2以上で勝利すれば再戦させてあげるというルールを作ったからですが、それにしても過去のどの学年の公式戦よりも燃えているグループを見たときにこの「がんばりは何なんだ?」と思いました。
ルールだけの盛り上がりだけではなく、今後5年生がもっと良いチーム変わっていく“何かが”動き出したんだなと思いました。
いいぞ!5年生!!

⑦たくさんの感謝
1 鳳凰SSSさんに感謝
初日の午前中のグラウンド提供をしていただきました。おかげさまで基本練習をたくさんすることができました。
菟道小学校から帰るときに、食事等のゴミが残っていたので大声で叱りました。お借りさせていただいた場所を汚して帰る訳にはいかないからです。サッカーで負けても叱りませんが、感謝を忘れた行動は許しません。たとえサッカーが上手くても、感謝の気持ちの無い選手はFC solceuには必要ありません。

2 富野SCさんに感謝
6年生が二日目に試合に来てくださりました。Aやプリンスがたくさん試合をさせていただき、充実した合宿になりました。

3 日吉台ウイングスさんに感謝
4年生が二日目に試合に大阪から来てくださりました。たくさん試合をさせていただき、充実した合宿になりました。

4 尾張FCさんに感謝
4年生が二日目に試合に愛知県から来てくださりました。たくさん試合をさせていただき、充実した合宿になりました。

5 久御山FC(京都社会人サッカー1部リーグ)の協力に感謝
伊藤コーチが力を貸してくれました。若手選手4名が二日目、三日目と参加してくださり、試合の審判や、選手と一緒に練習してくれるという活動をしてくれました。
とても礼儀正しいお兄さんが来てくれたことは子どもたちにとって本当に素晴らしいことでした。

6 保護者の方々に感謝
コーチの手の届かないところを3日間カバーしていただきました。保護者の協力無しでは合宿はできません。今年は合宿前に熱中症対策ビデオを見た関係で、スムーズな救護ができていました。ありがとうございました。

※今後も安全に楽しいクラブ運営をしていき、子どもたちがサッカーや生活を通して成長していけるようにがんばります。