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藤谷コーチのつぶやき 「目標」

2014-10-28
先日のハイキングで色々繋がることがあった。

ソルセウに来た当時、今の中3をこんなサッカーをしてこんなチームにしたいという「目標」があった。
その時は遥か遠くの高い目標に見えた。

ただただ積み重ねて泣いて苦しい日も笑って楽しい日も。
ずっと試行錯誤しながらひたすら前進してきた。
もう届かないと感じた事もあった。

でも到達できた。
しかも突然に。

もう少し、もう少しで!という感情はなかった。

過去を振り返った時に少し納得できる。
中3になるまでにチーム分裂の危機も直面した。
4月クラブユース敗退後の気の抜けた毎日。
選手に助けられた分、選手達に全力をぶつけれない自分がいた。

そこで高校生とマッチメイクをたくさん入れて選手を刺激した。
それでも感情を出さない?出せない?思春期の選手達に中3になって初めて練習中や試合のハーフタイムに感情を露わにした。
なりふり構わず私の全てをぶつけた。

少し理解し合えた気がした。
選手達も私のすました態度に感情を出せずにいたのかもしれない。

そこから静岡学園の本気、綾羽高校のボトムアップ、東海大仰星高校の本物感、久御山高校の上手さと監督との関わり、さとしコーチと一緒に戦ったフットサル大会。
刺激は山盛りでした。

そこで夏休みに入り今までは中3とべったりでしたが今年はU-14、13にみっちり帯同したため少し距離が空き受験生であるため夏休みだがナイター練習の1時間半の練習がほとんどでした。
そこがポイントで自分達で理想を描けるようになりました。

お盆過ぎの久しぶりに選手達と会った滋賀今津遠征で豹変していた。
この時に「目標」にたどり着いた。

そこからはほとんど何も言わず私は鑑賞していました。

きっかけは3年間全て。
自分達がコツコツ積み上げてきたモノがきっかけ。

私が離れた事によって選手達が頼りにするのは過去に私が発信した言葉と表現。
だから指導の効果は「3か月後」と今年初めて感じる事ができた。
なおさら今発信したモノに責任を持たなくてはと感じる。

ハイキングの話に戻しますが似ていると感じます。
スタートは気が遠くなるほど高いのですが夢中に歩いて仲間と話したりケンカしたり励まし合って毎分全力で少しずつコツコツ登るのです。

頂上(目標)に着いたときは突然であっという間だったなぁ~と思うんです。
ステキな景色を見たらまた降りるんです。

なぜ?

それは次の頂上(目標)に登るためです。

目指していた目標にたどり着くまでは相当大変なんですがたどり着いてみると呆気ないものです。
そうすると自然に次の目標が見えてくるのです。

何が言いたいか。
今掲げている目標に到達しなければ次の目標は見えないという事。

ソルセウに来た「当時」の目標と「今」の目標は明らかに違います。

そこに対して変わったとかどうした?って言われようが関係ない。
そこにたどり着き景色を見た者にしか絶対わからない。

下から「あの頂上はきっとこんなトコだろう」なんて思っていた。

でも登ってみたら全然違った。

今から新たな目標に向かう為の「挑戦」

ちょっとやそっとじゃ登れねぇ最高な景色が見える山を登ろうぜ。

最高の一年間にするぞ。

お前達準備はいいか?
行くぞ!!

「未来を夢見て」

藤谷