oneself

ミライヲユメミテ

2016-10-01
先日、6年生・5年生に話したこと・・・
FC solceuにはセレクションがありません。
選手コースやエンジョイコースもありません。

この日、子ども達に君は選手コースかエンジョイコースかと聞くと全員が「選手コース」と答えています。

そうか、

FC solceuは将来的には大人になって本気でサッカーしていても、遊びでサッカーしていても、どちらでもサッカーを長く続けていてくれれば嬉しいし、サッカーをしていなくても子どもの頃のサッカーを通した経験が人生に活きていれば、とても嬉しい。

でも、FC solceuでサッカーするという事は『本気でサッカーを楽しんでほしい』ということ。
それぞれに個人差はあるけれど、本気でないと経験出来ないことがたくさんある。
練習に来ているだけでいいとは思わない。試合に出たいと言って、出ても何もしないのはおかしいと思う。
今の君たちは、言っていることは選手コースだけど、やっていることはエンジョイコースだ。
エンジョイコースはそれなりの成果や結果しか出ない。
選手コースというならもっと全てに頑張らなければならない。

FC solceuには上手くなるための自由がある。それをもっともっと楽しんでほしい。

練習や試合でも失敗を恐れるな。新しい事にチャレンジしないと意味がない。
失敗しないように頑張っても少しずつ良くなるが、大きく変わることは出来ない。

もちろん、仲間と協力している上で、絶対にやらなければならない事はあるし、逃げることや甘えてはいけない事もある。
それ以外にもサッカーにはたくさんの自由がある。
その自由を楽しんでほしい。
(上手さで強くなった先輩たちは、その楽しみ方を分かっていた。)





子ども達に目標を聞くとプロサッカー選手や日本代表・世界で活躍する選手になりたいと言います。
そこまで言えない子でも「上手くなりたい」「試合で活躍したい」と言います。

でも本気の覚悟でサッカーをしている子はまだまだ少ないと思います。

テクトロテスト(フリー)という課題があります。
インステップ100回
清水リフティング(チョンリフ)100回
ももリフティング100回
インサイドリフティングの50回
アウトサイドリフティング50回
ヘディングリフティング50回
これを連続で落とさず出来れば6個回しです。

低学年にはテクトロフリーは難しいので、それぞれを10回という低い目標にしてやる気になってもらうのがテクトロ10(テン)の6個回しです。

今年、6年生~4年生の夏休みの宿題にテクトロ10の6個回しとジンガを出しました。
結果は誰一人としてテクトロ10の6個回しが出来ませんでした。
ジンガを覚えていない選手もたくさんいますし、練習している子としていない子は見ればすぐに分かります。
(頑張りが見えている子は認めています)

キョウスケコーチは小学校3年生の時にテクトロフリーの6個のメニューが出来ていました。
キョウスケコーチと同じ学年の選手はリフティングだけでなく何でも競争して切磋琢磨していました。
その学年(7期生)はサッカーでもフットサルでも全国大会に行きました。

宿題は最低限のもので、自主トレは指示されずにでも、自分で必要と思ったことを継続的にやること。
一流は言われたこと以上をやります。
二流は言われたことをやります。
三流は言われたこともやりません。
どう見てもエンジョイコース。
これからは、日常の自分が分かる子になれるように指導していきたいと思います。
『やれ』だけでは心まで動かないからです。
前向きに、前向きに、一緒に頑張ろう。

目標は高く、そして口にすることは良いことです。

でもやっていることが、適当では何も変わらない。
適当が日常になっているのが一番の問題。

先ずは生活をしっかりしてほしい。サッカーが上手くても仲間に迷惑を掛ける子は認めない。
自分に力があるのなら、小さい組織で威張るのではなく、仲間を助ける力にしてほしい。
サッカーが上手かろうが上手くいかなくても前向きに一生懸命であってほしい。
選手コースもエンジョイコースもありませんが、素直・明るい・元気・感謝で一生懸命頑張るのがsolceuスタイルです。
『親に感謝、仲間と協力』も大切に。


大人になったら全員がプロになります。
サッカーに限らず仕事をするからです。
どんな仕事のプロになっても素直・元気・明るい・感謝で前向きに頑張ってほしい。

親御さんにとってもこれが一番の願いだと思います。
だから、常々子どものサッカーにのめり込まないでほしいとお願いしています。
競争するのは子どもであって、大人がそこに入り込んでくると、子どもが仲間を感じなくなったり、サッカーさえ上手かったらよいと勘違いをするからです。
仲間やチームに感謝出来ない子どもよりも、前向きで素直な明るい子どもの方が素晴らしいと思いませんか。
どこが強いとか、どこが勝ったとか、自分の子の活躍具合、チームの勝ち負け、は気にせず、子どもが元気に頑張っている姿に感動して頂くのが一番幸せな事だと思います。
熱くなりたい大人は自分の夢を持ってそれに頑張ってください。親子でそれぞれの夢を語り合うのはとても素晴らしい事です。
子どものサッカーで一喜一憂せずに、我が子にいつでも安心感を与えられている人でいてください。
親として子どもに対して、サッカーではなく、子どもとして、人として、あいさつが出来ているか、前向きか、素直か、明るいか、元気か、感謝心を持っているか、仲間を大切にしているか、チームの仕事を率先しているか、マナーはあるか、しつけは外でも活きているか、自分の言葉で自信をもって話せるか、家の外で見なければならない事はたくさんあります。
親が一番に喜んだり反省したりするのはこの部分なので、よく見てあげてください。
(大人は子どもよりも情報収集が早く、いろいろと先を読めるので、必死になるとどうしても子どもより先に気持ちが走ってしまいます。それは子どもにとって決して良い事ではなく、そのうちに親の意地や見栄やプライドを子どもが背負うようになった時は最悪です。チーム内でこの現象が起こることもあり、公式戦が始まる4年生くらいからは要注意です。サッカーをやっているのは子どもです。親ではありません。子どものために良かれと言って自分の理想を押し付けないことです。)
(チームへのサポートに感謝しています。これからもよろしくお願いします。)

コーチ陣も頑張りましょう。
子ども達が将来『人生を謳歌』出来るように。
サッカーを教えるのと同時にサッカーで(たくさんの事を)教える。
未来のある子どもたちに関われる事は本当に幸せな事です。
厳しさも必要、楽しさも必要、笑顔も必要、しつけも必要、遊びも必要、本気も必要、気分転換も必要。
愛情を持って接してください。
責任を持って接してください。
(いつも皆さんの時間を労力には感謝しています。)

子どもは仲間と共に自分の夢に向かって頑張る。
大人は自分を見失わず、子どもに対して過不足のないサポートをする。
簡単そうで、難しい。

FC solceuが全ての人にとって、素敵な居場所でありますように。

『未来を夢見て』