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指導者講習会(スペトレ見学)の感想

2005-06-29
2005.6.25(土)に2005年度・第2回指導者講習会をしました。
今回の内容はスペトレ見学です。
講 師:松本先生(久御山高校サッカー部監督)
受講者:高山コーチ、伊藤コーチ、アックンコーチ、徳光コーチ、上山勝也コーチ

まず、“スペトレ”とは“スペシャルトレーニング”の略称で、静岡県清水区で実際に行なわれているこのトレーニングをFC solceuが取り入れたもの。
清水区での構成は清水FCの5年生~清水区の高校(清水商業高校、清水東高校等)の優秀な選手(1学年5名くらい)が一同に集まり一緒にトレーニングします。講師は風間八宏さんをはじめ、S級コーチ、強豪高校スタッフです。
松本先生を誘い2004年10月26日に高山コーチ、コジコーチが実際に清水区のスペトレ見学に行って、FC solceuU-12(5年生以上)、FC solceu U-15サッカースクール、FC solceu U-15、久御山高校サッカー部で同形式のトレーニングすることに賛同していただき2004年度途中から実現しました。
清水区のスペトレは週1回ですが、FC solceuのスペトレは月1~2回です。
FC solceu U-12から2005年・京都サッカー少年団選抜の夏季遠征に選ばれた5期生タイシ、マサシ、アキトはスペトレ参加選手です。

(感想)
→高山コーチ
個人が活きるためには何が大切か。そして、どのようにトレーニングするかを実際に選手に与えていく。決して答えを出さずに選手に考えを求めている指導に感動しています。松本先生の指導の中の答えが“発想”であると感じています。つまり、個人個人が自分の答えを自分で出す事なのです。何回も同じことが起こらないサッカーにおいてこの“発想”を求めることが大切なのだと教えていただいていると思いました。
また、「子どもに怒って指導してはいけない。」と言われていました。松本先生の話を聞いて、子ども(選手)を否定しないスタンスだからこそ“発想”が生まれるのだと確信しました。

個人戦術開発として松本先生にスペトレの講師をお願いしましたが、実際に指導されている現場にいると、一番ワクワクしているのは自分であると感じています。サッカー・フットサルが大好きで指導者としてがんばっていますが、もっともっと好きにさせてくれるのが松本先生です。高校サッカー・中学サッカーで全国大会出場の実績が素晴らしいのではなくて(間違いなく素晴らしいけど・・)、指導の現場でのコーチングが素晴らしいと思っています。まさに結果は後から付いてくると言うことです。選手たちがテーマにのめり込んでいく雰囲気をつくり、ワンポイントアドバイスで一気に上達させるテクニックは一流です。
選手がイキイキして、個人技術で競うトレーニングはFC solceuとして参考になり、時々U-12のトレーニングでもスペトレのメニューを使用しています。
スペトレ見学してずっとシビレていた僕ですが、FC solceuの選手は上手いとほめてもらう事が多いので、喜んでします。
松本先生の指導力を勉強してもっと大きな高山コーチになるぞ!

松本先生はスペトレ参加選手に、「どうせならレアルかバルサに入れるようにサッカーやろう!やれるって!」と話しかけます。
ちなみに松本先生は「俺が技術で負けたのはマラドーナだけや!」って言っています。みんな“この人”について行こう!

→伊藤コーチ
松本先生の個人を伸ばすというスタイルがFC solceuとも合っている、トレーニングの回数を増やせるなら、もっと上手くなっていくと思いました。先生の話術も子どもたちを引き付けていると感じ、また教えてもらいたいと思える接し方だったと思います。時間の区切り方、やる気にさせるコミュニケーションは、勉強になりました。またスペトレが行なわれる日や先生が教えに来る日があれば、見に行きたいと思います。今後も指導者講習会はあったほうがいいと思います。

→アックンコーチ
素晴らしい環境で意識の高い選手が集まっているだけのことはあり、集中して取組めていてやる気を感じた。いい流れのトレーニングで上手くなっていくのをしみじみ感じた。小学生が中学生とかに対して思い切ってプレーするのはよかったけど、そこでもう少し落ち着いて冷静に頭を使ってプレーできたらもっと良くなると思った。

→徳光コーチ(最初の1時間見学)
みんな人数が少なくて知らない人もいる中で、短時間で集中してやっていたのでよかったと思います。

→上山コーチ(最初の1時間見学)
人数が少ないので、しっかり教えることができるのが良かったと思います。あと、子どもたちが楽しそうにしているのが僕には一番印象に残ってます。今回はあまり見学できませんでしたけど、勉強になりました。

※ スペトレに入りたい選手はたくさんいると思います。入りたいと願う選手は、まず日頃のトレーニングのマスターと課題のテクニカルトロフィーをがんばってください。両方ができれば、自然と“遊び心”で余裕のあるサッカーができてきます。練習中において“そういう選手”は自然と目立ってきます。“気持ち”だけでなく“実行”を期待しています。